小児科診療でも問診、診察、鑑別診断についてシンプルにまとまっているポケットブックです。 よくまとまっていると思います。
Tarascon Pediatric Outpatient Pocketbookがよりコンパクトで、よくまとまっているのですが、私は慣れているせいか、こちらの方が読みやすいと思って今でもよく使っています。
ちなみに、私の初期研修医の時には、これを毎日覚えるのが仕事でした。
喘鳴
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なし:0点,聴診すると聞こえる:1点,聴診器なしでも聞こえる:2点
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陥没呼吸
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なし:0点,軽度:1点,中等度:2点,高度:3点
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空気の入り
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正常:0点,低下:1点,極度の低下:2点
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チアノーゼ
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なし:0点,興奮するとあり:1点,:安静時もあり:2点
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意識状態
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正常:0点,異常(混乱、興奮):5点
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| evernote |
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一般向けの本ですが、あなどれません。
皮膚所見など写真も多く、小児科医外来診療の即戦力となり得る書物。この内容を完璧に説明できれば、小児科医としての完成じゃないかと思う本。
一般書なので当直中などに気軽に開くといいでしょう
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花粉症診療の質を高める―内科医への20の診療ナビゲーション (総合診療ブックス) 榎本 雅夫 医学書院 2001-01 売り上げランキング : 618871 Amazonで詳しく見る by G-Tools |

多くの小児科の本には、「ボタン電池は胃を穿孔させる危険性があるから必ずすぐに取り出す」と書かれています。学生向けの教科書には今までは必ずそう書いてありました。
医療機関での処置
1)X 線による電池の位置の確認
2)食道内にあれば、バルーンカテーテルや磁石つきカテーテル、内視鏡を用いて摘出を試みる
3)胃内にあれば、磁石で摘出を試みてもよい
4)胃内または腸管内にある場合は、通常の食事をとらせ、下剤を投与して自然排出を促す排出まで24 時間ごとにX 線検査と観便、全身状態と腹部症状をチェック
5)強い腹痛や腹膜炎症状が発現すれば外科的処置
6)1カ所に8 時間以上停滞した場合には、入院させて経過を観察し、外科的処置も考慮
つまり、私は胃の中のボタン電池に対しては、様子を見て翌日にレントゲンを撮り直すことと、プリンペランなどの胃の動きを促進させる薬を処方することにしています。報 告されている国内外の電池誤飲事故の経過をみると、252 例では、21 例にのみ嘔吐、胸痛、咳、腹痛、下痢、黒色便、発疹などの症状が発現しているが、その他215 例は自然排出している(国外例では72 時間以内に85.4%が排出、国内例では56 時間以内に100%が排出)
フルタイドの吸入頻回とプレドニン内服で急性期の治療効果に差がないという報告もあり、吸入ステロイドもたくさん行うと急性期の発作のコントロールが出来ます。だけど、全身投与中はそちらの効果が大きいので、吸入は不要です。ただ、行っていても問題はありません。
ステロイド吸入を行っているのに、入院するのは吸入方法に問題があることも多いので、吸入方法を確認することが大切です。