小児科研修Hack!
小児科研修にお勧めの書籍、マニュアルの紹介と、レジデント生活ででてきた素朴な疑問に対するQ&Aや日常外来で遭遇する症例に対する対応などEBMに基づいた情報を掲載
2016年7月8日金曜日
【書籍紹介】HAPPY! こどものみかた(第2版)
「小児科の日中の外来は、救急外来の延長だ」と話す人がいますが、私は全く別物だと基本的に考えています。 軽い症状が続いているのに、夜、眠い子供を連れて、わざわざ受診する人はほとんどいません。夕食後にじんま疹が出てきたという患者さんの数は、朝食後にじんま疹が出てきたという人よりもはるかに多いのです。そんな観点からもアプローチしているこの本は好感が持てます。お勧めです。
<BOOK>食物アレルギーの考えかた―除去から摂取へ
かつて、小児科領域では、赤ちゃんが湿疹があると血液検査をして、それで反応があるものをすべて食べさせないという治療が行われてきました。私も、10年以上前に、そういう治療をしていたことがあり、今とは180度対応をしていました。そういう流れを汲んでいる、この本は非常に読みやすく、今の食物アレルギーの新しい流れを実践に即してわかりやすく記載しており、勉強になると思います。
学会で質問している姿は、少し強面の著者の谷内先生ですが、実際には気さくで明るく、気遣いのある先生です。
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