2015年6月24日水曜日

[書籍紹介]レジデントのための感染症診療マニュアル 第3版

 
小児科の80%をしめるのはアレルギーと感染症です。しかも、感染症は6割以上。それを完璧にすることが”できる!”小児科医の近道です。”発熱=抗生剤”にならないためにも、この本をうまく使ってみてください。
基本なくして応用なし

[書籍紹介]小児科レジデントマニュアル

 
第2版が出版された当初は、この手のEBMに基づいた日本語のマニュアルは皆無で「もっと早く出会いたかった」と思ったものです。新しい版となり、内容が細かくなりました(まだ、私も読み切れていません)。気管支喘息急性発作管理は、ステロイド全身投与の量について、日本のガイドラインに沿ってではなく、世界的な流れを汲んでおり、これから読み進めていくのが楽しみです。

2015年6月17日水曜日

【書籍紹介】Nelson Textbook of Pediatrics


 医療の能力をアップさせるために、どのような方法がよいのか?
若いスタッフを指導する上で、いつも悩んでいます。

今は、スポーツを同じように「練習」「実践(試合)」という2つのフェーズでとらえるようにして、それぞれのバランスに配慮するようにしています。

”実践”を繰り返すとそれなりにさばけるようにはなります。でも、試合ばかりしているプロスポーツ選手はいません。地道な”練習”があって、それを試合に活かしているのです。もちろん、”練習”ばかりでも実践力はつきません。

その”練習”において「基本を重視する」、これはプロフェッショナルなら当然のことです。正しいフォームを習得させてくれる本が、このNELSON TEXTBOOKです。

以前、ある後期研修医に聞かれました。「初心者は、そういう1流レベルよりも、2流レベルかもしれないけど、日本語で書いてある本からスタートするのが、レベルも近いし、習得が早いのではないか」と。彼は、物静かですが、時々率直な意見を言ってくれ、きっとどんどん伸びてくれると期待している一人です。
それに対する私の答えは、「それは、学生や研修医がやっていればいいレベル。つまり、アマチュアはそれでいい。だけど、プロであるなら、1流を身につけて、1流を患者様に提供するべき。”間違っているかもしれない”技術を元に仕事をするべきではないと思う。そして、君が目指しているのはプロだ。答えはそこにある」と答えました。

1版古い19版の日本語版が出てました。しかし、その1ヶ月後に20版が出ています。実は、 1版だけだと内容はほとんどかわらないのですが、変わっている箇所もあるのも事実。その変わっている点が大切なポイントだと思います。4年前の知識を選ぶか、最新の流れを身につけておくのか、選ぶのはあなたが目標とする小児科医療レベルによって変わってくると思います。

kindle版は表が小さすぎて読むことが出来ません。通常の書籍を購入しても、iphone,androidのスマートフォンで読むことが可能です。もしくは、expert consultのweb siteで直接購入するとよいです。

2015年6月10日水曜日

ちっちゃなペニス

ちょっとした質問にちゃんと医学的に答えられることも大切です。

「ペニスが小さいのですが」という質問に対して、みなさんはどう対応しますか?

このページを参照して、2,3回ちゃんとお答えしていると、次からは自然とちゃんとした回答ができるようになります。

ちょっと気になる性の問題 第1回:小さなペニス(ミクロペニス)